JR山手線新型の「生まれ故郷」、車両製造数が5000両突破へ J-TREC新津事業所
https://trafficnews.jp/post/79687

JR東日本と東急電鉄の車両が並ぶ

JR東日本グループの鉄道車両メーカーである総合車両製作所(J-TREC)は2018年2月14日(水)、新津事業所(新潟市)で「5000両製造記念式典」を開催しました。

新津事業所は1994(平成6)年10月に操業を開始。JR東日本の209系やE231系、相模鉄道の10000系など、おもに首都圏を走る電車を中心に製造してきました。
JR山手線で導入が進む新型車両のE235系電車も、新津事業所で製造されています。

当初は3日に1両のペースで製造していましたが、その後1日1両のペースに短縮され、年間の製造数も増加。
2018年3月中旬には、累計5000両目となるE235系の先頭車であるクハE235-16が完成する予定です。
クハE235-16の車内には5000両達成記念のプレートが取り付けられます。

5000両目の完成に先立ち行われた記念式典では、新津事業所で製造されたE235系と、東急田園都市線向けの2020系電車が各1編成、車庫内に並べられました。
このほか、車庫の脇にある線路にも、新潟地区のJR線に投入されるE129系電車を展示。
いずれも5000両達成記念のヘッドマークが取り付けられました。

運転する会社も路線も異なる車両が並ぶのは非常に珍しく、複数の鉄道会社からの発注を受けている車両製造メーカーならではの光景です。
これらの車両が各社に引き渡されれば、営業運転で並ぶことはありません。