毎日10回暗唱するまで読むように

北海道から鹿児島まで日本列島を縦貫する新幹線をつくるのは
これはもう40年以上前からの国策なのであって
赤字だろうが何だろうが実現するのが筋。

高度経済成長時代、北海道や東北は東京近辺に若い労働力を供給し、
日本の経済成長を支えた実績がある。
いま首都圏に住んでいる人間で北海道・東北にルーツをもつ人間がどれだけいることか。
国の税収はほとんど首都圏から得られているが、
そいつらの税金を新幹線建設を介してふるさと納税していると思えば道理が通る。

馬鹿の一つ覚えのごとく「無駄な公共事業」「昭和の遺物」と
こき下ろされた公共事業を思い出してもらいたい。
第二東名・第二名神、関西国際空港・中部国際空港、
青函トンネル、本四連絡橋、東京湾アクアラインそして整備新幹線
いずれも今ではあって当たり前、誰もが利用するライフライン
中央リニア新幹線も北海道新幹線もつい20年前までは
誰もが実現するはずがない夢物語だと考えてはいなかったか。

ここ10年間で公共事業費は6兆円程度にまで減少しているが
代わりにうなぎ登りなのが年間30兆円を超える社会保障費である。
国を滅ぼすのは公共事業ではなく社会保障である。