いすみ市の太田洋市長は09年、公募に申し込んだ鳥塚社長との面接に臨んだ。「企画力、バイタリティー、PR力。どれをとっても
ピカイチ。満点だった」。期待通りの働きぶりに「9年間の努力で鉄道はもとより、沿線の活性化に寄与してくれた」と評価し、突然の
退任表明に「とても残念」と声を落とした。さらに「カリスマ社長がいなくなる。鉄道活性化の役割は夷隅地域2市2町に渡された」と述べ、
集客面で支援していく方針を示した。
 大多喜町の鈴木朋美副町長も、知名度アップに貢献したことに感謝。一方、「公募社長本来の目的である運行面の黒字化が実現
できず残念」と話した。