こうした“ローカル線廃止“に対して、地元自治体は当然反対の声を挙げている。
事業者であるJR側と数年に渡る綱引きの結果、やむを得ず廃止を受け入れたというケースがほとんどだ。
だが、実際に廃線後に地域の生活が不便になったという声はあまり聞かれない。
あるローカル線沿線自治体の関係者は、声を潜めて話す。

「正直なところ反対するのはJRから廃止後の補償について好条件を引き出すためという側面が強い。
日常的に乗っている人がいないんだから、廃止になっても誰も困りませんよ。
みんなマイカーやバスで移動するのが当たり前だから。
そもそも学校や病院、商業施設が鉄道を使って訪れられるような場所にないんです。
『鉄道がなくなれば高齢者の通院が不便になる』という意見を耳にします。
でも、駅から徒歩30分の病院に誰が鉄道で行くんです? 目の前まで行ってくれるバスやデマンドタクシーを使うのが当然でしょう」

https://hbol.jp/163851?display=b

碌に使わない鉄道なんかに自治体が金を出す気は毛頭無い。