京葉線・りんかい線の直通運転実現へ 五輪見据え 超党派県議連発足
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201807/CK2018070402000139.html

JR京葉線と東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転を実現させようと、超党派の県議十九人による議員連盟(会長・佐野彰県議)が発足した。
二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを見据え、沿線自治体などの活動を後押しする狙いだ。

両線は、線路はつながっっているが、直通運転はされておらず、利用者は新木場駅で改札を出て乗り換える必要がある。
相互直通運転が実現すれば乗り換え時間が短縮され、千葉から通勤などで渋谷や新宿に行く場合、都心から東京ディズニーランドや房総半島への観光で、それぞれ利便性が高まる。

東京大会でフェンシングなどの競技会場となる幕張メッセは京葉線海浜幕張駅近くにある。
りんかい線沿いには大会時に国際放送センターが置かれる東京ビッグサイトのほか、バレーボールや水泳、テニス、体操などの競技会場が集中。
相互直通運転により、外国人観光客や大会関係者はスムーズに移動できる。

六月二十六日に開かれた設立総会で佐野県議は「通学や観光で本県を訪れる人にとって極めて不便。東京大会を控え交通アクセスの強化は重要で、取り組むべき喫緊の課題」と述べた。