興味深いシンポジウムがあったんだな!

「最新の試算では2045年までは1都3県には今と同じ人口が残る」
というのは衝撃。ラッシュはあと25年程度は劇的変化は無いという事か。人口減を盾に何もせず25年は流石に無理がありすぎる。だから
「混雑率への受益者負担について理解を得られていないがどうすればいいか 」
という話は切実だね。

そもそも各社今の経営戦略は、2002年頃の予測データで首都圏も人口減して2015年には混雑もかなり減るという話からの流れがあった。実際2013年頃には自然減で大分緩和していたが、景気向上で今はまた伸びつつある。
でも通勤輸送がダイレクトに景気に左右されてばかりでは、巨大な投資が必要な鉄道会社としては都度対応しきれない。かといって20年以上も逃げ続けるのはマズすぎる。

「利用者が納得すれば受益者負担はOKではないか」という方向に政治レベルで働きかけて行きたいところだろう。

今考えると特特法を作った石原慎太郎運輸相はエラかった。あれがあったから各社ケツを叩かれ、世間も注目した。
池袋線の複々線も地下直も、そしてFライナーもSトレインも31年前のあの取り組みがなければ実現しなかった事になる。