>>180
>>現実には新幹線は100年を超えて運用され続けるだろうし、
>無知だな、海底トンネルの寿命は100年もない、また海水浸潤問題も避けて通れない。
>「開通から70年……山陽本線関門トンネルの“寿命”が近づいている」

先ず第一に70年前の技術を今の技術と同列で語ること自体に無理がある。
それが証拠にかつては技術的に不可能と考えられていた豊予海峡と紀淡海峡トンネルが
今は現実味を持って提案、議論されている。

そうであれば今からつくるトンネルがこの先100年持たないと、
どのような根拠を以って断言できるのか、逆にそこをお聞かせ願おう。

そしてその引用記事がいみじくも証明しているように70年前の技術でつくった
トンネルですら現に70年超の耐久性を示しているのだ。

ここからわかる重要な事実が実はもう一つある。
それはB/Cの想定である50年の運用期間はやはり現実を反映していないという点。

藤井聡も指摘しているように、過剰なハードルを課す現行の整備新幹線スキームは
首都圏乗り入れのルートには有利に働き結果的に東京とそれ以外の地域格差を拡大、
特に東京に直接乗り入れない西日本の新幹線整備を決定的に遅らせることになった。

ここで現実を見てみよう。
大阪起点の新幹線は東海道と山陽と九州のみで、東海道と山陽は東京にも乗り入れる。
東京に乗り入れない西日本の新幹線は九州新幹線だけで、それが完成したのは2011年。

北陸とリニアが大阪まで延びてもこの基本的な構造は変わらず。
西日本の新幹線は東京乗り入れをしない限りは徹底的に冷遇され後回しにされる。
なので大阪以西の新幹線は21世紀の今も実質上は九州新幹線しかない。