四国新幹線は、関空経由の高速新線(たとえば260キロ、ミニでも可)しかありえません。その他の方法は全て失敗すると思います。

それは、心理的な遠さ、迂回ルートの煩わしさ、袋小路の閉塞感が解消されないから。岡山経由なら岡山で十分じゃないですか。四国のどこに行ったって岡山より不便なんですから。

たとえば高速道路。淡路島のルートが無かったとしたらどうです?フェリーも無く、全ての車が岡山まで迂回しないと行かれないとしたら、わざわざ四国まで行きますか?

淡路島経由で阪神地域まで直接出られるから便利なのであって、だからこそ利用されているのだと思いますよ。

四国に行ったことの無い人、関心の無い人、住む気の無い人、事業展開する気の無い企業、そういう人達や企業に関心を持ってもらって、移住や移転を真面目に考えてもらう。

それが出来ないと四国は先細りの一方でしょう。高齢化と人口減少が全国規模で進んでますしね。

それに抗うためには便利でなくてはならない。極端な事を言えば、現状で満足している人の意見は聞いてもしょうがないのです。

えっ、高速道路で充分?現時点で橋を3本も使って本州と直結しているのに人口は減っていますね。つまり高速ではダメだということです。

金沢の活況を見てください。
「特急はくたかで十分」「小松空港で十分」「サンダーバードで十分」という意見を頻繁に見かけましたが、いざ新幹線が出来たらあの活況です。富山もYKKグループが回帰しましたね。

四国新幹線に課せられる使命や期待は、そういう物なのだと思います。ですから、すぐ近くにありながら地の利を活かせてない関空を活用出来ること、すぐ近くにありながら迂回を強いられていた大阪圏まで短時間で直結出来ること。

この2点が、これからの四国そして四国新幹線には絶対に必要な要素だと思います。