>>379
鉄道が来る前の山林原野の買収価格と、
線路を敷いて、駅を建設して、駅前を知勇芯にして区画整理をした後では、
比較の時期にもよるが、数百倍から、数千倍の土地価格の上昇があった。
一部を手放して、大部分を持ち続けていた地主は、
当然のことながら、電車を引いて、
街路や上下水道電気取り付け道路などを全部整備してもらった上に、
寝ているだけでその開発利益を
事実上ほとんどダダで濡れ手に粟で手に入れることができた。
すべて売ってしまった百姓は、
その後の開発利益を手に入れる権利も手放したわけだ。
しかし、買収に応じて、貰った金で何か新しいことを始めたかもしれないし、
その金がその百姓にとっては本当に値千金の価値があったかもしれない。
電車を引いたり、開発するためには莫大な資金が必要で、
値上がり益や開発利益をそういったことに充当するのは当たり前のことだ。