川崎市と埼玉県熊谷市を結ぶ国内唯一の石炭輸送列車が、3月14日のダイヤ改正で廃止されることが9日までに分かった。明治の鉄道草創期から130年以上にわたる「石炭列車」が幕を下ろす。

 運行するJR貨物(東京都渋谷区)が神奈川新聞の取材に対し、運転取りやめを認めた。荷主の太平洋セメント(同港区)は「現時点で発表できることはない」とするものの、関係者の話によるとトラック輸送に切り替える方針という。