3管内「はしっこ同盟」 長万部と黒松内、豊浦が4月協定 新駅効果期待 観光、交通共同で
北海道新聞 2019/03/12(有料)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/285303
【長万部、黒松内、豊浦】
渡島、後志、胆振の各管内の境界に位置し、それぞれ隣り合う長万部、黒松内、豊浦の3町が4月、相互交流を目的にした「はしっこ同盟」を結ぶ。
長万部町に2030年度末までに、北海道新幹線の長万部駅が開業するのを前に、観光や交通アクセスで連携し、開業効果を高める狙いだ。

道によると、3管内にまたがる自治体交流は、札幌と周辺の12市町が19年度に始める「さっぽろ連携中枢都市圏」以外では珍しい。

3町の交流は、高校が廃校となった黒松内の生徒が長万部高に通ったり、長万部に戦前あった静狩金山近くの商店街を豊浦町民が利用した程度。
振興局が異なるため、各町の行政情報も入りにくいのが現状だ。

一方、北海道新幹線長万部駅は開業後、3町からの利用や周遊観光が見込まれる。
長万部の木幡正志町長が両町長に「同盟」参加を呼び掛けたところ快諾。
4月中に協定書を交わす。