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そのJRガゼットの2018年2月号の特集が「ダイヤづくり」で、新幹線と在来線のそれについて東海の担当者が書いてる。
在来線といっても名古屋都市圏限定の内容で、中央線、東海道線、関西線の順番で記されている。
内容をかいつまんで書く。

(1) 中央線
・名古屋駅を中心とした4方向の中で最も輸送量が多い。
・朝のピーク時は10両編成をおおむね5分間隔
・名古屋市内の地下鉄等との結節駅での乗換流動が多い
・また、名古屋市内各駅相互間の流動も活発
 この点に着目して、日中でも7〜8分間隔のフリークエンシーを整備

(2)東海道線
・名古屋市に向けて多くの通勤需要があるだけでなく
 刈谷に向けての通勤需要も多い
・名古屋を境とした両側のピーク断面の輸送量はほぼ拮抗
・豊橋〜名古屋間は約70キロあるが、平均駅間距離が3キロ弱と短く
 遠方からの速達性と各駅の利便性を両立するため緩急接続ダイヤに
・米原〜名古屋間は約80キロだが平均駅間距離が約5キロとやや長く、
 また快速系通過駅が3〜4駅しかなく普通列車との所要時間差が
 それほど生じないため緩急接続ダイヤにはせず、逆に岐阜〜名古屋間の
 途中待避をなくすことで普通列車も実質的な列車頻度の一翼として
 機能させるダイヤとした

(3)関西線
・輸送量は東海道線や中央線と比べて大幅に少ないが、当社発足以来の
 輸送量増加率は最高
・名古屋寄りの最も輸送量の多い約15キロにわたる区間が単線なのが
 ダイヤ設定上の大きな制約となっている

(4)その他
・さまざまな車種が混在していた状況が解消されたことで
 運用の自由度が大幅に向上された
・通勤通学輸送については、今後も車両取替のタイミングに合わせて、
 その改善効果を最大限生かせるよう、ダイヤの充実に取り組んでいく