【相鉄】 7755×10 現役引退の意向を固める

相模鉄道の7755×10が現役を引退する意向を固めたことがわかりました。

7755×10は、今年7月に車検を迎える予定でした。

しかし20000系の量産が決まり、廃車候補筆頭となることが決まっていました。

相鉄HDの広報部を務めるそうにゃんによりますと、本日、海老名市にある車両センターで引退の意向を伝えたということです。

この編成は、山口 下松市出身の30歳。

相鉄初の平成生まれ電車で、5/8号車にセミクロスシートを連結していました。

平成26年の夏に新塗装化となりましたが、最近は悪天候時の空転が続き、本来の走行を出来ていませんでした。

最後の営業運転は、1月27日の53運行(2013レ、8:34発海老名行)となりました。
 
相鉄最後の菱形パンタでした。

20000系/12000系の導入に伴う廃車は、5編成目。

新7000系の廃車は、3編成目。

新造時からVVVFインバータ制御だった車両の廃車は、平成18年に事故廃車となった8707×10以来で、経年廃車は初となります。

[地元では惜しむ声 山口 下松]

7755×10の地元の山口 下松市では、同編成が現役を引退する意向を固めたことを惜しむ声が聞かれました。

下松市に住む男性は「相鉄初のセミクロスシート。歴史を作った車両であることは間違いないと思っていました」と話していました。

また、海老名市の男性は「晩年は新型車両と比較して、雨天時の制動に苦しんでたと思う。お疲れ様、と言いたい」と話していました。

後輩・9000系は「車体だけでも中東に輸出して、走って欲しかったです。これからは自分が相鉄ガラパゴス電車の砦として、支えていかないといけない、その思いを感じます」と話していました。

後輩・8000系は「同郷の先輩なので本当にさみしいです。相模大塚でのさよなら赤電展示会が最大の思い出。旧(7000系)が40年近く走ったし、もう少し頑張ってほしかった」と話していました。