もう一つ、参考までに表参道駅の移転と営業キロについて

昔の銀座線表参道が渋谷寄りに有ったのは皆様ご存知の通りだが
Wikipediaに「1978年(昭和53年)8月1日:表参道駅を外苑前駅側に移転。」
とあるのは半蔵門線開業に合わせた営業キロの変更日であって、
実際の移転は昭和51年12月1日だった(自分はまだ小学生)。
これも井の頭線と同様、移転と営業キロ変更が同時とは限らない事例の一つ。

<公式>【銀座線探偵団】表参道駅にも幻のホームがある!! 潜入してみた
https://www.tokyometro.jp/ginza/topics/20160930_63.html
このページの後半に「昭和51年、11月30日に撮影された写真」が4枚載っている。
すなわち旧駅最終日。
この写真の3枚目の右端に、翌日からの移転「お知らせ」ポスターが見える。
また、4枚目はB線ホーム(浅草方面のりば)から外苑前方向を見たものだが、
(ホームの手前半分リベット柱部分は東京高速鉄道時代から、奥半分は営団の増設部分)
懐かしい信号機の更に奥のトンネルの途中が、既に出来上がった新ホームの照明で
明るくなっているのが確認出来る。

当時を知らない人のために書くが、昭和51年12月時点では、半蔵門線に合わせた
200メートルを超える新ホームの外苑前寄り半分を使って停車していた。
(4枚目の写真のトンネル途中の照明はその部分)。
地下2階からホームに上がる階段も、片方(外苑前側)しか使えなかった。
翌年、今度は新ホームの渋谷寄り半分に停車位置が移転。外苑前寄りは一旦
閉鎖となる。
そして昭和53年8月の半蔵門線開業を前に、現在の様なホームの中程に再移動。
半蔵門線(=新玉川線)も当初は6両編成(一部は田園都市線用5両編成)で、
長いホームがちょっと無駄な様な気がした記憶あり。