東大や中大を据えているのは司法への牽制だろう。鉄道局も考えている。
中央官庁では静岡側に好意的な見方も増えてきている。
川勝知事を後任に据えた石川前知事は自治官僚出身。
図らずも静岡県が戦前からの内務官僚の良識的な部分を動態保存している格好ではないか。
この問題の本質は単にJR東海の権益だけではなく、東京との直結や一体化を国内他地域にも増して望む愛知県や名古屋市周辺の気質、競りの強さなど地域性を反映している。
静岡県が自治体として神奈川や山梨県との連携を志向するのも当然のことだろう。
良くも悪くも縦割行政だが、国民は鉄道局の強権を実感するのではないか。
静岡県の力にも限界はあるだろう。