そのとき絶好調でも5年後は市場構造が激変して転用を考えとかなくてはいけないのが
10100系の教訓だった。

したがって21000系も新車効果が落ちてくるのは織り込み済みだったが
DX車の需要も未知数だし、6連での建造は勇気が要った。
アーバンで自信を得て伊勢志摩ライナー23000系も6連で作ることになるが、これは盛大に失敗した。
スペイン村のベスト時間帯に定員の少ないゆったりした6両固定編成を入れることになってしまい、
肝心のオープン当初に特急の席が取れないと大問題に。

阪伊甲・京伊・名伊甲は30000系4両+12200系2両の6両編成が多かったので
片道2時間を超えるようなテーマパーク輸送は
汎用車の増解結の方が向いているという大事ということが読めていなかった。