大地との対話〜飛騨トンネル先進坑工事の記録〜  飛島建設
https://www.youtube.com/watch?v=rttAzEoqETQ
>当トンネルは全長10.7kmの東海北陸自動車道飛騨トンネルの避難用トンネルですが、
飛騨トンネルに先立つ先進坑としても重要な役割を担いました。
東海北陸自動車道としても文字通り「最後の難関」と呼ばれたこの工事は1996年10月に着工以来、
完成までに約11年を要しました。
最大土被り(どかぶり)1,000mを超える未知の地山をTBMで掘り進みましたが、
途中、断層破砕帯(だんそうはさいたい)や高圧湧水帯(こうあつゆうすいたい)に遭遇しました。
自然の驚異を幾度となく見せつけられ、たびたびTBM掘削を中断せざるを得ない状況となりました。
貫通まで300mという段階では高圧の地圧によりTBMが押し潰されるという事態にも遭遇しました。
こうしたなかを最新の技術と不屈の精神で完成させることができました。

山岳トンネルの厳しさの記録です。
南アルプストンネルはさらに厳しい工事となるでしょう・・・
土かぶり1,400m,断層破砕帯、高圧湧水帯は水との戦いです。
無数の水抜き穴で地下水を抜ききってしまわないと、前に掘り進めません。
工事中は山梨、長野方面にトンネル湧水は流失してしまいます。
先進抗工事完了時には大井川源流部の水源枯渇は避けられないのでは?・・・