>>549 続き
A超音速機コンコルド
1969年英仏共同開発超音速機コンコルドは初の超音速飛行に成功した。
1976年客席数100名で定期航路に就航した。世界の話題に。
しかし華々しいデビュー直後から悲惨な運命に襲われた。
各地の空港から異常に高い騒音の非難が殺到。受け入れが拒否された。
運賃は通常の3倍高かった。富豪や芸能人など一部の客層に限られた。
燃費に至っては通常の航空機の6倍という悪さだった。
従って就航以来赤字続きだった。
資金難に見舞われ機体改良に手が回らずついにドゴール空港での2000年大事故が発生。
2003年全面就航停止になった。超音速時代は終焉した。生産台数16機。
確かに超音速は革新的技術だが、需要、安全、利便性、経済性、環境対応など
総合的な信頼性、共存性がなければ市場から排除されるのだ。厳然たる事実が示された。