マスコミ含め、トップ会談での川勝発言の真意を理解できる人は誰もいません。
なぜならば、静岡県の失敗行政を取り繕う壮大なフィクションだからです。
昭和30年代、静岡県は東電・田代ダムの取水量増量と中電・塩郷ダムの取水を許可し、大井川は河原砂漠になりました。
また長年、農業用の大井川用水を上水や工業用水へ違法転用する行為を黙認してきました。
需要予測をねつ造して建設した静岡空港は搭乗者数が低迷し、閑古鳥が鳴くありさま。
川勝は、空港駅設置により東京五輪時の利用者増大をもくろみましたが、その夢も露と消えました。
静岡県の数々の失敗行政の尻拭いを市町村や関係する事業者に押し付けてきました。
田代ダムと比べれば、リニアの大井川や南アルプス環境に与える影響はわずかです。
しかし、過去の失敗行政のツケを今度はリニアに押し付けようとしているのです。