「批判的な研究者を狙い撃ち」 任命除外、識者の見方は
2020年10月3日 9時00分
https://www.asahi.com/articles/ASNB27V60NB2UTIL04Q.html?iref=pc_rellink_03
>9月末まで日本学術会議会員を2期6年務めた明治大学の西川伸一教授(政治学)の話
 学術会議は、政府の施策について独立した学術的な観点から提言する。
 任命するのは首相だがそれにおもねる機関ではない。
 その中から特定のメンバーだけを排除すること自体が、学問的な専門性に対する敬意を欠き、
 研究者の名誉を損ねる行為で、言語道断だ。
 安倍前首相のもとでは、集団的自衛権の行使容認のため内閣法制局長官を交代させるなど、
 意に沿わなければ、慣例を破ってでも人事に介入して政策を進める手法がとられてきた。
 第三者的な役割が期待される機関の独立性を保つなど、慣例が持っていた意味を顧みることはなかった。
 菅政権もその本質が変わらないことがあらわになった。
 今回はさらに、任命拒否の目的や理由さえ説明しようとしない。
 政府に批判的な人を狙い撃ちで排除したとしか思えないが、あえて不明確にすることで、
 研究活動の萎縮や忖度(そんたく)を狙っているとも考えられる。
 「たてつくと不利益がある」という無言の圧力であり、今後への影響も大きいだろう。<
ー川勝知事が菅政権を批判したのは上記理由による。
 菅さん個人の「教養」にまで言及したのは失言だと思うが、根底にあるのは下記。
 リニア有識者会議の人選。国交省鉄道局長(当時、水嶋さん)が出してきた学者に
 大成建設の非常勤役員が含まれており、川勝知事がこれを拒否、代わりに二人の
 静岡県推薦者を提案したが、水嶋さんはこれを無視。
 一人欠員のまま、有識者会議が開催された。
 大成建設はリニア南アルプストンネルの静岡工区と山梨工区を受注。
 鹿島建設は同上長野工区を受注。リニア談合裁判はこの2社が談合の事実を
 認めず、結審はしたが判決はまだ出ていない。(大成建設の幹部役員には実刑が出る模様)
 菅さんの三男は大成建設の社員。
 国交省の役員は安倍と菅にめいっぱい「忖度」したんでしょうね・・・
 「たてつくと不利益がある」という無言の圧力を静岡県にかけたんでしょう・・・