「立席特急券を販売して詰め込めば良いんだい。批判するな下民ども」と統一厨は
恫喝したいところだろうけれど、実質現状でもやっている。車掌が発券する特急券が
それで、座席の指定をしないので満席なら自ずと立っておくしかない。

つくづく冷蔵庫本を持っていて良かったと思う。四半世紀以上前の本だけど、面白い
事が書いている。大阪線の輸送力の所で、平成元年度の朝ラッシュ時の列車の内訳で
データ上準急8両×6本・普通6両×10本・その他10両×6本・8両×1本になっていて、
その他の詳細は快速急行+区間快速が10両のそれで、8両は特急10両の通勤車換算
として計上されていると指摘している。

で、当時の特急車10両の定員は700人弱で通勤車8両の定員が1152人だから、その差
約450人(1両あたり約45人)が特急に立席承知で乗車している計算だった。現在は
トイレ等のスペースが昔より大きくなっているから、恐らく立席承知で乗れる乗客数
は昔より少なくなっているはず。

つまり、仮に快速急行の減車と特急の増発をしなければ運行停止処分を食らうという
統一厨狂喜乱舞・乗客阿鼻叫喚な目に遭うとしたら、普通を相当減らした上で準急の
運転区間を東花園以西だけ(代わりに普通が以東に行く形)にして10両化しないと、
輸送力を維持出来なくなってしまう計算になる。

小阪が一応10両編成に延伸出来るように、ホームの土台は用意されているので延伸
そのものは可能だし、これで準急の東花園以西の10両化は可能になるけれど、どう
考えても特に快速急行と普通の混雑悪化が目に見えている。まあ、乗客の事なんて
どうでも良いと考えている統一厨からしたら些末な問題と切って捨てるだろうけれど。