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栃木県が「緊急事態宣言」要請へ
01月08日 19時05分
栃木県内で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、県は8日、政府に対し、栃木県への緊急事態宣言の発出を要請するため、協議を行うことを決めました。

県内では7日までの直近1週間の新規感染者が601人と、過去最高になっていて県は8日、対策本部会議を開きました。
この中で、7日うまでの直近1週間の人口10万人あたりの感染者数が29.9人となり、政府の分科会が示す感染状況のステージで、最も深刻な「ステージ4」の指標を超えていることなどが報告されました。
このため栃木県は、政府に対して栃木県への緊急事態宣言の発出を要請するため、国と協議を行うことを決めました。
県は、隣接する茨城県や群馬県に要請についての県の考え方を伝えるとともに、早ければ数日中にも、国に正式に要請を行うことにしています。
また会議では、県内でのイベントの開催要件を厳格化することや、県内全域の飲食店や映画館、デパートなどの営業時間を午後8時まで短縮するよう働きかけることなどを決めました。
会議後の記者会見で福田知事は「県全体としてステージ4に入ったことや全県的な感染者の増加を受けて、要請に向けた調整を決定した。宣言の対象になることで、より強制力のある指示もできるので、それによって県民の皆様の行動の変容を期待したい」と話しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210108/1090008604.html