着工断念の本当の理由は
地元住民の反対による環境アセスの遅れだけじゃない。

整備新幹線の着工条件である費用対効果が1.0以上であることを満たせないことが明白だからというのも
隠してるんじゃないかな。

2014年着工の金沢ー敦賀間でさえ、
事業再評価で費用対効果が1.0を割れてしまったから。

金沢ー敦賀間の事業再評価
投資効率性
需要24000人キロ/日・㎞
便益(B)14266億円
費用(C)17277億円
費用便益比 B/C 0.8 (←重要! 1.0割れ)

上記の金沢ー敦賀間と比べて、
敦賀ー新大阪間は、
しらさぎ需要分が抜ける分、利用客数は3割ほど減る。
一方で建設費は1.5倍から2倍以上かかる。

敦賀ー新大阪間のB/Cはさらに悪化する。
B/C0.5もない恐れ。
費用対効果のB/Cを全く満たせない。