>>446
【大東委員】
・ 大東でございます。静岡県の専門部会の委員が、委員会でどういうことを議論されていたか、 大体分かった。
その中のシミュレーションの取扱いをかなり慎重にやらないと、地下水位が 300m以上下がると大変だといって、その数字だけが独り歩きしても少し困ったことになる。
先ほどの資料のp24に出ていたが、2つのモデルの地下水位の変化だが、まず、JR東海が行ったシミュレーションというのは、あくまでもトンネルの湧水量をどれぐらい見積もっていくのか、また、トンネルが直接水を引く帯水層の地下水位がどのように変わるのだろうかを推定するものであり、地表面のことはあまり考えず、とにかくトンネル掘削対象の帯水層の地下水がどうなるかを推定するためのモデルだと位置付けておかないといけない。
・ GETFLOWSの場合は、地下水と地表水と、あと大気とも連成されていると思うが、そうすると、地表面の沢水の変化も出てくる。
ただ、この図を見ると、地表面付近の地下水も、深い地下水も全部1つにつながっているような絵になる。これも現実的ではない。
ですから、地下水の状態は非常に複雑で、何層にも分かれているものもあるし、それを全て再現するというのはとても無理な話なので、どこでそれを割り切るか、どういう割り切り方でシミュレーションをやった結果を今回の生態系に使っていくか、多分その辺が議論になるのではないか。


数字だけの独り歩きはいただけないな。