確かに佐賀市が取り残されてる感はあるよね。



> 一方、開業前日、佐賀県内の市町議会の議員有志で構成する「フル規格促進議員の会」が佐賀市内で市民との意見交換会を開いた。新幹線整備への理解を深めてもらうことが目的で、会長の平原嘉徳・佐賀市議は「新幹線が100%の力を発揮するには全線フル規格が必要だ」と訴えた。

市民からは未整備区間のルートに関する意見のほか、区間内にある佐賀市内の再開発の遅れを心配する声が出た。長崎駅と佐賀駅のにぎわいを比較し、「佐賀市が取り残されている」という指摘もあった。佐賀駅には九州の県庁所在地で唯一、JR九州が手掛ける大型商業ビルがない。

意見交換会にはJR九州の社員も出席。博多-鹿児島中央間を結ぶ九州新幹線の開業で、通勤や通学に新幹線を使う選択肢ができた事例を紹介し「新幹線が通ることがニーズにつながり、佐賀からの人口流出の食い止めにつながる」と述べた。

国と県は令和2年から整備方式やルートを含め検討する「幅広い協議」に乗り出しているが、今年は2月以降、会議が開かれていない。事態打開に向け、フル規格促進議員の会は住民への理解を広げる活動のほか、11月5日に佐賀市内で決起大会を開き、フル規格化実現への機運を高める。