>>58
ヨーロッパアルプスのスイスあたりは岩盤がとても頑強でトンネルが掘りやすい
比較的シンプルな造山活動で隆起してできたのがヨーロッパアルプス
それに対して日本の南アルプスは地質構造が複雑に入り組んでいる
地下のプレートが3、4種類も交差して沈み込んでるエリアで世界でも稀な場所
このような場所の地質は多方面から圧力を受けることになり、その結果非常に複雑な地質構造になっている
複数の断層破砕帯が連続しておりトンネルを掘る難易度が桁違いに高くなる
脆い地質なのに土被りが1400mもあって土圧、水圧が高過ぎるのはトンネルを掘る条件としては最悪の部類


南アルプスの地質構造の特徴
https://i.imgur.com/VXAF8Wp.jpg
この一帯は地質が非常に複雑、プレートの圧力を多方面から受けており毎年隆起している

南アルプストンネル工事の難度
https://i.imgur.com/xI1iM0J.jpg
トンネルは複数の断層破砕帯を横切ることになる