今回震源の能登半島先端の「珠洲」「輪島」から直線距離を測定すると、
実は大阪よりも東京のほうがわずかに近い。
「能登半島は関西と近い」の報道も多かったが、実際は東京からのほうが近い。
関西人の99.9%は信じされないかもしれんが、これが事実だ。

東京⇔北陸は、中部山岳迂回、新幹線なし(越後湯沢乗り換えなど)が続いたおかげで、
関西人のような上下関係・主従関係の上から目線の支配欲は無く、
険しい山々を超えて辿り着く別世界(大袈裟にいえばプチ海外)のような、
「旅」に行く心情があった。

今回の延伸で、実は関東からも関西からも等距離の北陸は、
かつて関東が北陸に抱いていた心情のように、
関西人も素直になって「直通では行けない、やっと辿り着く異世界の夢の国」として、
気持ちを切り替えればよい。

そうでないといつまでも、
「関西の植民地たる北陸に直通で行けなくなるのは納得できない!」と、
上から目線、主従関係の醜い人間性を、自ら晒し続けるだけになる。