被害妄想(ひがいもうそう、英語: Persecutory delusion)
とは、妄想性障害のひとつであり、被害の証拠がないのに、自分に
被害もしくは危害が及ばされていると確信している妄想[1]。
自己関連づけ(実際には自分とは無関係な他者の行動や
しぐさを、自分に向けられたものだと被害的に解釈すること)
が、被害妄想の一つの側面であるとされる[2]。

妄想性障害においては典型的な症状であり、その訴えは
明快で論理的であり体系化されている[1]。怒りの対象に
対して行動化をとり、訴訟を起こされるほどのことでも
自分が悪いとは思えず、更には敗訴したにもかかわらず
自分の悪い部分を認めることが出来ずに逆恨みをし、ときには
攻撃・殺害したりすることもある[1]。