目黒信者の特徴

行列中は一秒でも早く食べたいので落ち着きがなく、食べている客をずっと睨みつけている
店のルールは絶対なので、他の客が公道に無断で書かれている矢印ペイント通りに並んで無いとブチ切れる
たが面と向かっては何も言えないので、怒りが蓄積され、ますますの挙動不審になる

店内でもコールは聞き漏らすまいと常にソワソワしている
狭い店内なのに肘を張ってマイスペースの確保に余念がない、常連なんだからゆったり座って当たり前だと勘違いしている

着丼したら丼に一礼、食べ始めたらひたすら汚い
ンフー!ンフー!と唸り声をあげ、高速フェラでもしているように頭を激しく上下させ、汁を周囲に撒き散らしながら食べる
ズルズルクチャクチャ音を立て、時折咳き込んだりして、とにかく騒がしい
ロットバトルで負けたくないので左右の客の食べ進み具合をチラチラと確認して周りからキモがられる

隣の奴が麺食べ終わりそうなのを見て慌ててカウンターに丼返却、まだスープ残っていたが1抜け完食をして常連のプライドを守る為の貴重な犠牲だ
顔中汗まみれ汁まみれになりながら得意げに「ぶひぃ、ごっそさん!(キリッ」、まだスープの中の麺を探している隣の客を一瞥し店の外へ

だらしのない体を左右にゆすりながら、体臭と汗を撒き散らし颯爽と歩く
すれ違う人達がみんな振り返っている、そうだボクは店主にも認められている目黒の常連なんだ、隠しきれないオーラが漏れているに違いない


助手 「あいつ今日も来ましたね、店内スゲー臭くて迷惑なんすけど」
店主 「ありゃ長いこと風呂入ってないよな、どうせニンニクが消毒してくれるから気にすんな」
助手 「あいつまた来るんですかね、嫌だなぁ気持ち悪いし」
店主 「ああなった奴は今まで沢山いたが長続きしない、いずれ公園の炊き出しに並ぶようになる、今のうちだけでもたっぷり食わせてやれ」
助手 「・・・そっすね」