>>161続き
女は、「遅れてきたお詫びに、行く店を調べてきたから、そこに行こう。」と言う。安い居酒屋はうるさいから嫌いで、
普段はバーでしか飲まないとほざく。ネットで見つけたよさげなバーがあるから行ってみたいという。
俺はバーなど行ったことはなかったが、女の前でかっこつけて、行くことに。


初めて行こうとしてるはずなのに、女はスタスタと地図を見るふりをしながら迷うことなく店に到着。
店内は普通のバーだった。店員はチャラそうなヒゲの男と刈り上げの浅黒い男の二人。
テーブル席にはすでに男女が二組いた。カウンター席に通され、メニューを見る。
値段は800〜1000円前後。最初は二人でメニューに載っている酒を頼む。


一杯目飲んだところで、女がバーテンになにかオススメのお酒ないですか?と聞き、バーテンがオリジナルのカクテルあります、
といったので、二人でそれを注文。バーテンからゲームを勧められ、ワニの歯を押すやつを二人でやることに。
ワニにかまれた数だけショットを飲むことに。5杯飲まされ、女も同じくらいショットを飲んでいた。女がちょくちょくスマホを弄っていたのが気になった。
バーテンの男も、客の目の前でスマホを弄っていた。多分女とやり取りをしていて、会計を確認していたのだろう。
あと多分、女のグラスにはアルコール入ってなかったんだと思う。女は追加でオリジナルカクテル注文。
つまみはチーズの盛り合わせ注文。市販の安いチーズを皿に乗せただけのもの。


店に入って1時間くらい、頼んだものを全部飲んだ時点で、バーテンから、「ちょっと料金がすごいことになってるので、
確認よろしいですか」といわれ会計。すると伝票には、55.000円の額が。メニューに載っている酒やつまみの分が3000円、
オリジナルカクテルが一杯5000円で、ショットが一杯3000円…
これらはメニューに載ってなかった。伝票を見たとき、ぼったくりだと悟り、払うしかないと理解。