県外人気酒に対する中傷は、日本を批判することが似非インテリの証であるかのような勘違いが横行している某半島国家にも通じるが、愚かな中傷は一笑して岡山の酒について語りたい。

岡山の美酒といえばまず挙がるのは多賀治と大典白菊だが忘れてならないのが桃の里（純米及び純米吟醸系に限る）と三光天賦である。
高垣杜氏の引退を受けて新杜氏に就いた山上杜氏だがしっかりと高垣杜氏の技術を継承し素晴らしく美味な三光天賦を醸してくれた。
骨太で芯のある味わいながらも粗野になることなくまとまり十分な酸と引き締まった旨味が風格さえ漂わせる。
タイトでモダンな装いが感じられる今期の三光天賦は現状でも間違いなく美味ではあるが未だ若い感も否めないため一定期間の熟成を経れば膨らみ新たな顔を見せてくれるだろう。

こうした路線の酒もなければ困る。大人が嗜む上質な美酒である。