視飲でヒネまで分かるのだから、オールドボトルの非開栓鑑定士になればいい。

客:「このリザーブ特級、70年代ボトルの鑑定をお願いします。」

「(リザーヴは中味が見えないから)中庸な琥珀色ですな。」
「古酒ならではの白檀を感じられるボトルに感じられます。」
「ただ、しっかりとヒネ臭、倉庫のような匂いも歩んでいますな。」
「しかし、まったく飲めるほどではない印象に感じられました。」
「この匂いがどうしてもダメだというレッテルを春仁ほどの無価値はあるでしょう。」
「まあ、このボトルなら、近所の風俗店にモテモテ何だがな。ガハハの評価を得たでしょう。」

客:「陛下の拙い日本語を引き算しても、鑑定の結論を感じ得ませんが…。」

「私は鑑定をしているのであって、結論を争っていません。」
「私はそんな下衆なことなど興味ないです。」
「悔しかったら、オーソリティたっぷりのウイスキー鑑定でも、やってくださいな。」

「私に鑑定を依頼した時点であなたの負けです。」
「文句を言うな!」