【御先祖は松前藩の下士】
これを錦の御旗として常日頃から自慢されております。
頭が高い(注1)、控えおろうとでも言いたいのでしょうか。
下士とは、藩によって違いますが、最下級武士である足軽を指す場合が多いようです。
さて、その足軽の収入ですが、
「足軽・中間に至っては年100〜200万円という低収入であったから、内職だけでは追いつかず、お金で身分を売ることもあったという。」
ということです。
江戸の御先祖様も、令和の陛下も、収入はまあ同じようなもんです。
糊口を凌ぐ(注2)ため内職に励むとか、時代が変わっても共通してるのが微笑ましいですね。

注1.「頭が高い」とは、相手を見下げる態度で、無礼であることや横柄であることを意味する言葉です。
注2.「糊口をしのぐ」 どうにかこうにか生計を立てて貧しいながらも暮らしていく、という意味合いで用いられる言い回し。