https://www.msn.com/ja-jp/money/news/【日本】インド新幹線、日中連携の布石を%ef%bc%bb運輸%ef%bc%bd-鉄道工学の曽根悟教授%ef%bc%88上%ef%bc%89/ar-AAzAj9e?ocid=spartanntp#page=2

【日本】インド新幹線、日中連携の布石を[運輸] 鉄道工学の曽根悟教授(上)
株式会社エヌ・エヌ・エー 2018/07/05 01:59

「日本の新幹線技術導入は非常識に高い買い物だった??。インド政府がこのように後悔する時が来るだろう」。鉄道工学の第一人者、東京大学名誉教授・工学院大学特任教授の曽根悟氏は日本が初めて本格的な海外展開を行うインド新幹線の計画について、こう警告する。
「将来に禍根を残さないために、中国と協業することを見据えるべきだ」と話す曽根教授に、新幹線の海外展開の課題や将来像を聞いた。【遠藤堂太】

c 株式会社エヌ・エヌ・エー 「高速鉄道の総合力は中国が日本に圧勝している」と話す東京大学名誉教授・工学院大学特任教授の曽根悟氏(NNA撮影)
??インドに最適な新幹線技術が導入されていない、と考えているようだが。

■パッケージ型輸出、相手国は納得せず
??インド新幹線計画で日本の問題点は。
まずは設計・製造から管理運営・メンテナンスまでを含めた「パッケージ型インフラ輸出」という考えを改めるべきだ。日本の新幹線システムはインドにとって最良ではない。
日本が運営を含め短期的な収益を上げるという虫の良い話で相手国は納得するだろうか。インドが強く望んでいる製造業振興策「メーク・イン・インディア(インドでつくろう)」に協力しつつ、インドに適した日本の流儀を浸透させる努力が必要だ。

??日本はどうすれば良いのか。
日本や中国、インドは人口密度が高いという共通の環境がある。一方で、中国とインドは国土が広いのが日本とは違う点だ。欧州メーカーにインド事業に入らせないような日中連携を視野に入れてほしい。これは日中印の共同の利益につながる。