憲法9条
第1項 侵略戦争はしない。
第2項 国を守る軍隊は持つ。 以上
9条についてはこうすべきで、現状ほとんどこうなっているのだから変える必要は無いと思う。

国会議員の大半が必死になって改憲と騒いでいるのは、またアメリカからの脅し的要請が来てい
るからとしか思えない。実際自民党の修正案の中身は「侵略戦争も出来る」という風に変更しよ
うとしているのだから、やはり自衛隊をアメリカの先兵にして世界中に送り出そうとしているよ
うにしか思えない。第二次世界大戦当時とは違って日本は太陽光発電や海底油田でエネルギー自
給率100%も可能だろうから、わざわざ中東の石油利権争いに加わりに行く必要性も無いと思
う。拉致問題に関してはCIAの裏手引き疑惑もあるのだが、誘拐犯罪に対してなので自衛戦争
ということで被害者が納得いくまで日本の総力を尽くすべきだと思う。

国防に関して問題にすべきは、上記第1項の方ではなく第2項の方で、国を守る組織は持ってい
いと解釈しているにも関わらず、アメリカに頼らなくては国を守れない状態になっているという
事だと思う。

北朝鮮の例を見れば判るように、世界中の国を敵に回していても核武装した途端に安全が確保出
来るという様に、今の世界の軍事力や国の安全を決定付けているのは核抑止力である。

先制不使用とすれば上記第一項にも第二項にも反していないのだから、日本の自主核武装にはケ
ンポウ改正は不要である。また核攻撃に対しては報復の核攻撃を用意しておくといういわゆる核
抑止力しか対抗手段が無いのだから、必要最小限度の装備という議論の余地がある制約さえもク
リアしている。さらに専守防衛である事から敵国条項にも反していない。アメリカのための侵略
戦争をするカイケンではなく、核保有国に対する国防力確保の自主核武装こそが必要だと思う。

日米同盟というのも、日本に核戦力という国防力を持たせずに日本を恫喝して植民地化し続ける
恒久占領条約ではなく、暗殺拠点である事が疑われる外国の基地などという在日米軍基地を日本
国内にわざわざ配置しておくのではなく、防衛同盟であっても侵略同盟であってはならず、自分
の国は自分で守れる体制を基本とした上で、あくまでそれを補完する程度のものであるべきだと
思う。