小泉政権から麻生政権までの8年間で日本政府は、
地方交付税交付金、国庫支出金、公共投資を合わせて60兆円のお金を国内から召し上げ、
アメリカ国債の購入に使った。

公共事業や大学の予算が削られ、アメリカ国債が増えたのは皆が知るところだろう。

そのため、内需は疲弊し、
逆に、外需はアメリカの消費に支えられて伸びた。輸出企業が儲かった形だ。
この時、派遣社員の雇用が伸びた。

日本最長の景気などと言われたが、内需は冷え込んだままだったため、
多くの国民は好景気の実感などしていないし、実際に好景気ではなかった。

そして、サブプライムローン問題からリーマンショックに至って、外需はポシャってしまった。

内需は押さえつけていたからダメ、外需もダメ。
そのため、国内が一気に大不景気になった。派遣切りも起こった。

この一連の流れの最終的な帰結が、あの年越し派遣村だった。
派遣社員の自己責任などではない。
政府の経済政策、つまりは小泉・竹中構造改革が大間違いだったのだ。

さすがに国民は怒った。だから政権交代が起きたのだ。

麻生太郎がなぜ総理を辞めさせられたか?
必然だ。自民党がアホだったからだ。