■フクシマ原発メルトダウンに関して安倍は直接的責任がある。
2006年、安倍総理は国会でフクシマ事故と同じ事態の可能性を指摘されながら、「日本の原発でそういう事態は考えられない」と、対策を拒否した。
 フクシマ原発事故は津波によって全電源喪失し、原子炉冷却機能が失われたことが原因であるが、政府や電力会社は想定外と弁明してきた。
 しかし、実際には事故の5年前に、安倍は国会質問で共産吉井議員に指摘されながら無視した。
吉井「自家発電機事故で原子炉が停止するなど、バックアップ機能が働かない原発事故があったのではないか。」
安倍「我国において、非常用発電機トラブルで原子炉が停止した事例はなく、必要な電源が確保できずに冷却機能が失われた事例はない。」
吉井「日本の原発の約六割はバックアップ電源が二系列ではないのか。フォルクスマルク原発1号事故と同じように、二系列で事故が発生すると、機器冷却系の電源が全く取れなくなるのではないか。」
安倍「我国の原子炉施設は、フォルスマルク発電所一号炉とは異なる設計だから、同様事態が発生するとは考えられない。」
吉井が問題にしていたのはバックアップ電源の数で、原子炉設計とは関係ない。
安倍は「設計が違うから、同様の事態が発生するとは考えられない」とデタラメを強弁していた。
吉井が非常用電源喪失に関する調査や対策強化を求めたことに対しても、
安倍は「地震、津波等の自然災害への対策を含めた原子炉の安全性については、御指摘のような事態が生じないように安全確保に万全を期しているところである。」と惚けた答弁。
安倍がまじめに考えていたら、フクシマ原発事故は起きなかったかもしれない。これは明らかに不作為の違法行為で、刑事責任を問われかねない犯罪行為だが、安倍には反省も謝罪もない。
なぜ安倍はこの無責任デタラメ答弁の問題を追及されず、逃げおおせてきたのか。