辺野古埋め立ての是非を問う沖縄県の県民投票は反対票が7割超に上った。
反対の43万4273票は、昨年9月の知事選で玉城デニー知事が獲得した39万6632票をも超えた。

自公があえて県民投票を「無視」する作戦に出て投票率を引き下げようと画策した中で、玉城票を上回る43万4273票を獲得したことは大きな意味がある。

新聞各紙は「辺野古反対7割超」(毎日)(東京)などの大見出しで1面のトップ記事として伝え、さらに社説でも取り上げた。

一方の3Kは「投票結果は極めて残念」と、予想されたことではあるが、毎日や東京、朝日とは真逆の論調だった。
自主投票とした自民・公明を「腰の引けた対応」と批判。政府・与党に対し、移設を進め、重要性を「県民に粘り強く説く責任がある」と迫った。

そうした中でヨミウリは、投票率が過半数を辛うじて上回る52%だったことから「反対最多、影響は限定的」とあからさまに小さく扱った。
社説も全く触れなかった。

「政府は工事推進へ」と安倍亡国政権を全面後押しするに至っては、政権ベッタリで「社会の木鐸」という使命を完全に放棄してしまっている。
こんなエセ新聞の購読者数が1000万超というのだから、日本人の民度は世界最低レベルと言っていいだろう。