いまの天皇家の系図にある天皇の名(諡号)も、初代から第44代まで七世紀後半以降に過去の説話などを元に淡海三船という人物が一人でまとめて“全部“、
このナントカ彦には☓☓天皇、こっちのナントカミコトには☓☓天皇、という具合に適当に付けたもの

天皇の系図なんてまったく歴史学的な裏付けがあったものではないのに、後世にそんなものを歴史的事実(歴史学、ではない)としてそれを前提に話を積み上げたものが皇国史観だ

そして現在でもその影響を完全に拭い去ることはできないでいる
天皇なんていない時代に、☓皇子とか明らかにおかしいはず
更には、ヤマト政権(歴代大王と現天皇家に血縁なし)以外にも大小の地方政権が全国に割拠していてどれが日本の正式政府だなんてことは全く無かった
なのにヤマト政権側から見た歴史が日本そのものの歴史であるかのように語られていることも前提からしておかしい