>583

丸山眞男の日本における天皇が存在したことによる無責任体質は、トップとして権力と権威をもちながら神のように自分では何もしない天皇でありながら、
その意を汲む必要だったことにより、責任の所在が曖昧になったことを指すものだぞ。
つまり、戦後の天皇制ではなく戦前の天皇制。
戦後は、天皇の意思を中心として、国家意識の一元化なんて必要ないのですから、政治的責任は当事者がすべて追ってるし、
そこに天皇の存在を理由にした、情状酌量の余地なんて誰も認めてないでしょう。