中国メディア・東方網は、30日「中国と日本の製造業の発展における明らかな「差」」を紹介した。
●中国の製造業は、ボリュームはとても大きいが、核となる技術や材料の分野で、大きく日本より遅れている。良い自動車が作れても、
 エンジンは他国が作ったものだ。精密機械の研究開発・製造は日本やドイツに後塵を拝している、とした。
●中国では、中国政府主導の「メイド・イン・チャイナ」新興戦略やイノベーション戦略が大きなトピックになっている。
 一方、日本では政府が企業に「奮闘目標」を定めることはない。企業自らが発展やモデルチェンジを模索している、と指摘。
●日本が製造業の分野で世界をリードし続けているのは、日本政府にスローガンや概念的な宣伝がなく、企業の改革は企業自身の生存や発展の必要性に
 基づいているから、国が何らかの指導戦略を制定する必要がない。それゆえ、日本では実業家が官僚よりも市場や業界の発展状況を理解している、と論じた。
●日本の製造業が発展した基礎は、完全に企業自身にあり、政府による政策ではない。うまくいくかいかないかは企業の問題だ。
 政府は直接的に関係しないのだ。何をするのもどんな業績を得るのも、みんな会社、株主、従業員のためで、政府のためではない、としている。
●政府や党中央の「意見」「精神」がトップダウンで各行政機関や企業組織に行き渡り、経営戦略や経営目標を立てるにも「意見」や「精神」を踏襲することが
 求められる中国企業は、日本企業に比べると「自立」できない。これが両国の製造業の差を生む要因の1つになっていると、記事は認識しているようだ。
(2018-04-02 searchina)
・・・中国は共産党一党独裁の政治体制をしているのだから、当然、企業は国家から統制を受ける。この体制が続く限り、中国にこれ以上の発展はない。
それでいいのだ。中国が民主主義・自由主義国家になったら、アッという間に日本を追い越してゆくだろうから。今のままでいてくれ。