さて、我々(改憲護憲派らを含む)は、「抑止力」というものを恒久的に求めているわけだが、
そもそも「抑止力」とは何か?

いわば「(敵国になると仮想できる)他国すべてを洗脳する」までの「力」の事だ。
この国に、軍事を行使してもダメなのだ、という、他国(民)に対して、悲劇的な「思惑」を定着させる事である。

しかしながら、こんな「思惑」は簡単に揺らぐ。軍事力の競争による、順位の変動どころの話ではない。
政治、思想、経済情勢から兵器の進化まで、あらゆる項目によって絶えず変動する、
いわゆる、終わりなき競争であって、恒久性は無い。

特に、北朝鮮のような、国内で独自の洗脳政治が達成されている場合は、洗脳を塗り替える事はまず不可能であり、
つまり「北朝鮮については抑止力はまるで効かない」。

これが、特に改憲派らが「抑止力」を改憲によって達成できる、などと宣う、大きな勘違いの正体である。


仮に、日本国で近いうちに、改憲が達成され、発表したとしよう。
まず間違いなく、北朝鮮は、まるで祝砲のつもりか、或いは冷や水浴びせのように、数日後にミサイルを発射してくるだろうねw

日本政府は、改憲後早々にもかかわらず、現在となんら変わらず、モジモジと遺憾を表明するだけで、
改憲しても、どうも恥ずかしく、情けないだけだった、という印象を、国民にも近隣諸国にも残すだろうね。恥だね。
改憲派は、存在自体が恥だ。