>>969
>参考までに、何という本でしょうか?

「新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)」ですよ。当時はよく売れたようで、古本で最安値です。

内容は、311震災前後のエッセーをまとめたものらしく、やや寄せ集め的な構成の感もありますが、
震災の事を、堕落と天罰だと言い切って、まとめて表題としたのも、当時としては強烈であります。

前半はほぼ反米関連ですが、後半は一転して、当時の日本国民の酷い世相を書き連ね、
日本民族のDNA的な脆弱さまでを憂いて書いています。

10年前ぐらいまで特に酷かった、未成年女子を中心とした性風俗、ブルセラなどを、
都知事として、条例で規制、対応していかざるを得なかった立場からも、
この国の下の世代は、ただただ不気味な印象で、堕落しているのだ、という心情は理解できます。

ひいては、下の世代が、今になって、自分が憂いた要素を「漂白」したまま、改憲を進めているのは、
石原氏にとっては、いまだ不気味で心配なのではないのかな、とは思います。