内閣が官僚の人事権を握っているからそれに気を遣って
忖度で文書の改ざんをやったという説が誠しなやかに
語られているけど、辻褄が合わないんじゃないか？

官僚が官僚の人事権を握っているよりも内閣が官僚の
人事権を握っているほうが、官僚にとっても民主的だよ。
選挙や政局次第でいつでも自分たちの上司が代わるんだから。

考えてもみてよ。
もしも財務官僚が内閣人事局の人事権に怯えていたとしたら、
財務省にとっては森友問題のデータを改ざんしないほうが
利得があるはずだよ。改ざんしなければ安倍内閣が揺らいで
政権交代だって起こるかもしれない。
そうすれば財務官僚にとって上司が代わるから安倍内閣を恐れる
必要がなくなるわけじゃん。内閣人事権におびえているならむしろ
データを断固改ざんしない選択をするはずだよ。

でも逆だった。安倍内閣が長期化することを財務官僚は好んだ。
なぜか？　それは内閣人事権に怯えていたからでは説明できない。