ちなみに中国の軍事力は、経済成長率を上回る勢いで支出を増やすしてますが、
中国という国には、まともな同盟国と呼べるような国が存在しない。
せいぜい北朝鮮くらいなもので、ロシアとの関係は日米のような堅固な関係ではない。

しかし、一方で、中国に対しては、日米同盟のみならず、
同じ価値観を共有するオーストラリアやNZ、状況によって台湾や韓国、
東南アジアの国々も、中国に対して鉾を向ける可能性があるし、
NATO諸国の遠征能力を考えれば、支援に回る可能性すらある。

しかし、そうした可能性があり得るのも、日本自身が中国とは必要であれば戦う意思を持ち、
協力してくれそうな国々との価値観を共有すればこそだ。

少なくとも今の日本はそうした輪の中に存在する。
あえて、まともな同盟国家を持たないような中国にすり寄る理由等は、どこにもない。