>>395

結局、日本の自民や右翼側が主張していることは、サンフランシスコ条約以降、中国がキチンと主張しなかったと言うことだけ。

そのことだけにしがみついている。 中国は認めていた、認めていたと、デマばかり。

しかし、サンフランシスコ条約に中国は参加を拒否され、総体として否定している以上、そんな主張に意味はない。

個別にいちいち否定するかどうかは国内事情であり、内戦や経済危機に忙しい新生中国が、どれを優先するかの問題だ。

カイロ宣言にある、日本が中国から奪った土地は、中国に返すべきという領土問題の本質を変えるものではない。

現に、その後20年も経ってから、日中共同宣言で、ポツダム宣言第八項の原則を確認している。

既に領有権問題が解決しているなら、そんなことを日本側が認めること自体がおかしい。なぜ認めたのだ?
この問題を棚上げにしておくという暗黙の了解をしているのも矛盾している。

その暗黙の了解があるからこそ、中国漁船衝突事件でも、中国側船長を日本の国内法で裁けずに、超法規的に釈放せざるを得ない。日本に領有権が有るとは言えないことを認めている証拠だ。

そもそも、日本に領有権が有り、領土問題が存在しないというなら、さっさと自衛隊を常駐すべきである。それが出来ないということは、日本自身、領有権を認めていないということである。

当然ながら、それをやれば、日中共同宣言で、ポツダム宣言第八項の堅持を認めて、日本の領土は連合国(米国は降りているから、実質、当事国の中国)が決定すると日本自身が認めた原則を否定することになる。

つまり、戦後秩序への謀反であり、国連憲章に書かれている旧敵国条項への規定に関わることになり、中国は国際法に乗っ取って対処できることになる。

当然ながら、戦後秩序を規定する国連憲章は、日米安保条約より優先されるであろうし、米国議会は、「領有権は関知しない」と宣言している小島のために中国と全面戦争することを承認する可能性は低い。

法的に何もできない島を、領有権が有るなどと騒いでいても意味がない。

さっさと交渉して、久場島、大正島を日本、残りを中国とかと折半した方がましだ。