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杉田和博・官房副長官はどんな人?
日本学術会議の「6人排除」に関与と報道(216のつづき)

杉田和博氏とは?警察庁出身で危機管理のプロ。
副長官としての在職日数は歴代2位

官邸公式サイトによると、杉田氏は1941年4月生まれの79歳。埼玉県出身で、1966年に東京大学法学部を卒業後、警察庁に入庁した。1982年の中曽根内閣
では、同じく警察庁出身の後藤田正晴官房長官を「秘書官事務取扱」として
出向して支えた。

その後は警察庁で出世し、鳥取県警察本部長、神奈川県警察本部長、警察庁
警備局長を歴任。1997年の橋本内閣で、情報機関「内閣情報調査室」の室長
に就任。2001年に小泉内閣では「内閣危機管理監」となり、2004年に退官す
るまで内閣の危機管理を担っていた。

退官後は、シンクタンク「世界政経調査会」の会長を務めていたが、2012年
12月の第2次安倍内閣発足に伴い内閣官房副長官に就任。菅内閣でも続投した
ことで、約8年間にわたって務めている。副長官としての在職日数は歴代2位。
2017年からは中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局長も兼ねている。

安倍内閣時の2017年7月13日、朝日新聞デジタルは杉田氏について次のよう
に報じていた。

<杉田氏の執務室は官邸内で首相と同じフロアにあり、各省庁幹部が政策の
説明や人事案の相談で頻繁に出入りする。歴代の事務副長官は旧自治省、旧
厚生省の出身者が少なくないが、杉田氏は警察庁出身。情報収集を得意とす
る「警備畑」を長年歩んできた。その経験を生かして霞が関ににらみを利か
せ、首相や菅氏の意向を踏まえて差配する。>
(以下、終章につづく)