第二次世界大戦と同じようなことが現代の国家間でもはや起こりにくいとは思う。
しかし、日本人は過去の事実と向き合う姿勢が弱い。軽薄、無責任だ。
いつも都合の悪いことは起こらないことになっている。

ナチスドイツは勝ち続ける。
中国は攻めれば簡単に屈服する。
日ソ中立条約があるからソ連は攻めてこない。

ナチスドイツが負け、日本も国際秩序への挑戦、国際法を破った侵略国となる。
中国は屈服せず、泥沼の日中戦争。
ソ連が中立条約を破棄して対日参戦。

都合の悪いことが起き続け、アメリカに止めをさされ、国を滅ぼした。

日本は現在の前提条件が崩れた場合の危機への備えが弱い。現在にも通じるように思う。

現在の世界秩序も前提条件が永遠に続くなどと言うことはできない。アメリカがいつも正しいとも限らない。将来の日本が2003年のイラク戦争のように世界秩序の誤審によって侵略戦争に加担することになるかもしれない。

改憲派は勢いばかりでどうもいけない。