http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191129-00000067-asahi-soci
治験薬服用後に飛び降り死 てんかん発作の薬、副作用か

厚生労働省は29日、製薬大手エーザイの新薬の臨床試験(治験)に参加した、
健康な20代男性がてんかん発作を抑える治験薬をのんだ後に死亡したのは、
薬の副作用による可能性が否定できないとの調査結果を発表した。

厚労省によると、男性は6月、安全性などを確認する第1段階の試験に参加。
東京都内の病院に入院し、10日間、治験薬を毎朝1回のんだ。その後、
3日間経過観察をしたが、その時はめまいや眠気、吐き気のほかは異常は見
られなかったという。

しかし、退院したその日に再び来院し、入院中に幻視や幻聴があったと訴えた。
病院で診察した医師は、受け答えがはっきりしていたことなどから経過観察と
した。だが、その翌日、電柱によじのぼり、飛び降りて死亡した。

男性は精神科の通院歴はなく、健康状態は良好だったという。販売されている
類似の薬には自殺企図などの副作用があることから、厚労省は「治験薬で類似
の事象が発生する可能性は否定できない」とした。 (2019.11.29 朝日新聞)

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