旧宮家復帰の問題点

旧宮家は、男系では600年近く前に現皇室から枝分かれしていて、男系では血筋が遠い

大正時代には、旧宮家は男系での血筋の遠さから、段階的に臣籍降下させられる事が決まっていた

江戸時代初期の旧宮家の共通の先祖である伏見宮貞致親王は、伏見宮貞清親王のご落胤として伏見宮を継いだが本当にご落胤かは不明

旧宮家の復帰は、一度、臣下に降った者の子孫を皇族にする事も問題
(過去に宇多天皇は臣籍降下したが、光孝天皇在命中に皇籍復帰して天皇として即位)
(醍醐天皇は、源氏として生まれるが宇多天皇の皇籍復帰により皇族となり天皇に即位)
だが、当時、一度臣下に降った宇多天皇が、天皇として即位した事で、天皇の正統性を問題視されていた

旧宮家復帰の是非に重要な判断材料になるはずの上記の歴史的事実も、あまり知られていない事も問題かと思う